2014年3月22日土曜日

バタフライ効果再チャレンジ

一晩寝たら持ち直しなんとか通常営業へ。

花粉恐るべしですな。

もう宇宙服的なものを毎日装着していたい。
ダースベイダー的なものでもいいし。


なんとか復帰したんで先日疲れて断念した記事を。



『バタフライエフェクト』って映画をご存じの方も多いと思う。

私もなんとなく観たわけだけど衝撃的な面白さでビックリ。


まだ観てない人もいると思うので詳しくは言わないけど、

映画史上最も切ないハッピーエンド

というキャッチコピーが本当にそうだったので印象的だった。

ありがちなプロットなのにとにかく切れ味のいいエンディングが素晴らしい。




会社の人間がまだ観ていないということで激推ししていたところ、
別の人間がDVDを持っているということで彼から彼へDVDを貸してもらえることに。

バタフライエフェクトにはディレクターズカット版というものが存在し私も知らなかった。

所有している彼に聞くとそっちがいいだろうということで彼にはディレクターズカット版を貸すことに。


後日、観たということで感想を聞くとまぁ面白かった。

ん?
そんなわけがない。
まぁでは超だろう!

エンディングが良く分からないという。

あのエンディングが分からないとはどういうことだ。。。

そこでどこが分からないかと聞くと、

赤ちゃんが・・・

母親を選ぶと・・・

流産して・・・



は???

何それ?

それ違う映画じゃなくて?????


もう言ってることが意味不明である。


すると衝撃の事実が判明。

実はこのディレクターズカット版。
通常のディレクターズカットとは違い、
全く別のエンディングに挿し変わっている監督の自己満バージョンであった。


しかも話を聞くだけであり得ないものに。

ふざけんなあんにゃろー!
なんでこれを進めるんだよ。
こんなに違うならまずオリジナルを見せるべきだろ!

はぁ迂闊だった・・・

このことを観た本人に伝えるとこう言った。




『観る前に戻りたい。』

誰がウマイこと言えと・・・
観てないと分からないね(^_^;)



その後調べた結果、元々監督がやりたかったのはディレクターズカット版だったそうな。
それを制作会社に見せたところNGを食らって差し替えたエンディングが公開版。
その後のマスターベーションがディレクターズカット版。

要するに嫌々差し替えたエンディングが偶然素晴らしい相乗効果を発揮して
あれだけの名作になったということ。

そもそもこの監督の実力の範疇を超えていたことになる。
なんとも残念な事実だ。



○映画制作事情○

通常、監督がプロデューサーと意見が対立して後日ディレクターズカット版を出すというのが多い。
その他にも映画の尺も長過ぎると一日で上映出来る回数が減るので短くするのが基本だ。
1回上映回数が減るとかなりの減益になってしまうから。

長いのは長いことによってハクが付く場合のみ。
3時間程度のものになるとアカデミーにノミネートでもされない限り映画館が敬遠する。

基本は90分ですね。
映画というと2時間という刷り込みを持ってる人が多いけどそれはTVの影響だと思う。
21時から23時でオンエアーされることが多いからね。

実際はCMが入るのでもちろん本編は90分もない。
更にカットもされるし。
ぶっ続けで120分というのがいかに長いか分かると思う。

このバタフライエフェクトもそうだけど公開にあたって制作会社にNGを出されるというのが結構ある話し。

最悪の超大作と酷評された『エアベンダー』もシャマランがディズニー?かどこかに企画の時点でNGを出された。
その後修正するかと思いきやシャマランが絶対の自信を持っていたので散々喧嘩した挙句、他の制作会社に。

そこでパラマウントで制作したのがアレなわけで結局最初の制作陣がよく分かってたということになる。
きちんとプロデュース側でNGをかける方がいい場合もあるんだよね。

ちなみに『シックスセンス』で有名になったMナイトシャマランだが、彼の映画は基本パクリである。
シックスセンスを始めとしてほとんどがパクリでそれを否定するが故に今やかなり嫌われ者監督。
エアベンダーで留めを刺されてハリウッドではほぼ活動していないようだ。





長々と書いたが何を言いたいかと言うと。

バタフライエフェクトは劇場公開版を観よう!
ということで(笑)

レンタルはこれしかないので安心して下さい。

2 件のコメント:

プクー さんのコメント...

監督の意図した作品で無かったというものでは
「やぶにらみの暴君」というアニメーションを思い出しました。

1952年に公開されたのですが、実は訳あって監督の意にそぐわない仕上がりになってしまったので、
1980年に大幅に作り直したディレクターズカット版「王と鳥」が再公開。
「やぶにらみの暴君」は監督の意思でこの世から消されてしまいました。
宮崎駿や高畑勲が大きく影響を受けていて、カリオストロの城はまんま「やぶにらみの暴君」です。

アニメーション業界では有名ですが主様もご存知でしたらすみません(xдx;)

映画は全然詳しくないのでバタフライエフェクト知りませんでした。
一応制作関係なのでプロデューサーとディレクター、パブリッシャーとの戦いはよく見ます。
誰が正しいかは場合によりますが。
ただこだわり過ぎると視野が狭くなるので難しいです(-ω-;)

magichro さんのコメント...

いや、それ知りませんでしたー。
そんなのあったんですね。
カリオストロがまんまとなるとただごとじゃないですね(笑)
へぇ~。

制作陣のぶつかり合いも時には必要ですよね。
あまり見たくはないですが(^_^;)